32. 汗の質が変わった……かも?

2018年6月2日

数年前まで自分の汗のニオイが大嫌いでした。
夏の1シーズンに着ただけのTシャツや汗を拭くためのタオルから
異様なニオイがしてきました。
パジャマ代わりのTシャツも、すごかったです。

洗濯をすれば一時はいいのですが、汗をかいたり、汗を拭くと
再び臭ってきたのです。

さて、最近は日中暑くなってきました。
そうなると気になるのが汗ですね。

そこで、今回は汗にまつわるお話を……。

ヒトは緊張した時、暑い日、運動をした後など汗をかきます。

ヒトの汗腺は二種類

エクリン腺とアポクリン腺があります。

エクリン腺はヒトのほぼ全身の体表面に分布していて
主に体温調整の為に汗を出す汗腺です。無味無臭です。
アポクリン腺はわきの下、乳首や下腹部など限れた場所にあり、毛根部にあります。
無臭ですが乳白色をしています。

エクリン腺から出る汗のおよそ99%が水分です。
それ以外の成分は塩分がほとんどです。
その証拠に、汗を舐めると塩味がしますし、服に白い汗の跡が残るのは
そのためです。
それ以外でもカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラル、
電解質、乳酸、尿素などの老廃物も微量に含まれています。

汗はもともと無臭

汗にはニオイの原因となる物質は含まれていません。
汗が皮膚の表面で垢や皮脂などと混じり合い
これを皮膚の上にいる常在菌が分解することで汗が臭うようになります。

すっぱい臭いなどはエクリン腺が出る汗が常在菌によって作り出されたニオイです。

アポクリン腺から出る汗も出た瞬間は無臭です。
粘り気がありタンパク質や脂質やアンモニアなどを含んでいます。
皮膚表面の常在菌に分解される事で独特な臭いが出ます。

汗の原料は?

血漿です(plasma)です。

血液の液体成分のひとつで55%を占めています。
血漿は抗凝固剤(EDTA、クエン酸ナトリウム、ヘパリン等)を
加えてから遠心分離した後の上清です。
血清との違いはフィブリノゲンが含まれているか
含まれていないかの違いです。

良い汗と悪い汗の違い

血漿から汗のもとが作られます。
各種のミネラルを含んだまま体外に汗として出てしまうと
大事な成分が失われてしまいます。
そのため、皮膚表面に出てくるまでの間にミ
ネラルなどが吸収されることによって
余分な成分が含まれない99%水分の汗が出てくる仕組みになっています。

この機能が上手に働いていると汗に
ミネラルなどの成分があまり含まれていないために
濃度が薄くサラサラしていて限りなく水に近く
蒸発しやすい性質を持っています。
これが「良い汗」です。

しかしこの機能が上手に働いていないと
汗にミネラルなどの成分が残ってしまいます。
「悪い汗」は成分を含んでいるために濃度が高くてネバネバ、ベタベタして
皮膚表面で蒸発しにくく、体温調整が上手にできません。
慢性疲労や熱中症の原因となります。

汗をかけばかくほどこの機能が上手に働いている事になります。
極度の汗をかくのを避けるよりも、適度に汗をかくほうが
汗の質が良くなるのです。

「ベタベタな悪い汗」の原因は?

原因は大きく分けると4つあると考えられます。

1.運動不足
2.偏食
3.睡眠不足
4.自律神経の乱れ

1.運動不足
運動不足になると汗をかかなくなります。
そうなると汗腺の機能も衰えます。
本来汗腺に吸収されるはずのミネラルなどの成分が汗に含まれたまま
体外に排出されてしまい、それがベタつきの原因となります。

また夏場のクーラーの使い過ぎによる体温調節機能の低下も考えられます。

2.偏食
脂っこい食事ばかり好んで食べていると過剰に皮脂が分泌されてしまい
これも汗のベタつきや臭いの原因になってしまいます。
筋トレをして鍛えるには動物性タンパク質も必要ですが、
過剰摂取にならないように気をつけましょう。
肉ばかり食べている人は体臭もきつくなると言われています。

また糖質の過剰摂取も血糖値の上昇を招き、汗に余分な成分が
残りやすくなります。結果、べたつく汗になります。

香辛料の効いた食事も原因となります。

3.睡眠不足
自律神経の一つである副交感神経のバランスは睡眠不足によって崩れてしまうので
身体の汗をコントロールする機能が正常に働かなくなります。
結果、ベタつく汗が出てしまうのです。

日中軽く運動をして、一日6~8時間の睡眠をとるように心がけましょう

4.自律神経の乱れ
更年期に差し掛かってくると女性ホルモンの分泌が少なくなります。
そうなるとホルモンバランスが崩れて更年期障害が表れます。
その結果、自律神経が乱れて汗腺のコントロールができなくなり
ベタつく汗が出てきてしまいます。

ストレスの乱れから自律神経が乱れる事もありますので
日頃からストレスを感じやすい人は注意が必要です。

改善するには?

機能低下に陥っている汗腺を正常な状態に戻す必要があります。

★運動をして汗をかく
いきなりハードな運動ではなく、少しずつ体を動かして慣らしていきます。
ヨガやウォーキングなどがいいですね。
ほんわか汗ばむ程度で十分です。

★ぬるめのお風呂に入る
半身浴で体の内側からじっくりとゆっくり温めていく方法です。
じっくりと大量の汗をかくことで、本来の汗腺の動きを取り戻し
ベタつく汗を改善する事ができます。
岩盤浴などもオススメです。

★食事にも気を配りましょう

ヨーグルトなど乳酸菌が含まれているものを食べましょう。

ニンジン、ホウレンソウ、小松菜やパセリなど緑黄色野菜を積極的に食べましょう。

身体を温める食べ物を食べましょう。
ショウガ、玉ねぎ、ニンニク、海藻類、ウナギ、レバーなどです。

・最後に
定期的にジムで筋トレや有酸素運動をするようになりました。
そうすると、一日~二日おきぐらいで汗をかくようになります。

去年の夏、自分の着ている服や汗を拭くのに使ったタオルからは
イヤな臭いは全くしませんでした。

運動によって一年中汗をかいていると、汗の質が変わります。
もちろん、食生活や生活の改善もありますが
運動も効果的です。

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Posted by strep-k