58.「フレイル」予防~更年期の過ごし方が大事 

健康寿命を伸ばす取り組みとして
要介護手前の状態「フレイル(虚弱)」予防が注目されています。

 

フレイルとは

2014年、日本老年医学会は、
海外の老年医学分野で使われている
「fraility(フレイルティ=虚弱・老衰・脆弱)」という単語の
日本語訳として「フレイル」と提唱しました。

 

フレイルとはどんな状態

加齢や病気によって筋肉や心身が脆弱となり
自立した生活を送ることは可能ですが
健康な状態と日常生活でサポートが必要な
要介護に近づいた状態です。

筋力低下による「身体的フレイル」
認知機能の低下や鬱などから起きる「精神・心理的フレイル」
歯や口の機能低下から起きる「オーラルフレイル」
引きこもりや、独居などの「社会的フレイル」などがあります。

 

男性よりも女性のほうが多い

「フレイル」「フレイル予備群」とも
男性よりも女性のほうが多いという結果がでています。

調査対象の男女比を比べると女性の平均年齢が高かったこと、
女性のほうが長生きで、筋量が少なく筋力も弱い事などが
要因と考えられています。

 

女性のフレイル予防とは

閉経前後の「更年期」の過ごし方が重要になってきます。

更年期とは

一般的に更年期は40代半ば~50代半ばに起きるといわれています。
閉経前5年、閉経後5年ほど、といわれています。
更年期は誰にでも訪れるものです。
また、「更年期障害」になる人もいれば、自覚症状がほとんどなく
更年期を終える人もいます。

更年期には女性の全身に大きな影響を与える
女性ホルモンが激減し、骨や筋肉の減少、子宮萎縮、
シミやシワの増加などの不調が現れ始めます。

これらは骨折、サルコペニア(筋肉量や筋力の低下)、
尿トラブル、容姿の変化などを招き、
老年期の寝たきりや外出敬遠のリスクを高めます。

 

更年期の症状

更年期には、軽いものも含め約8割の女性が
何かしらの症状を自覚していると言われています。

症状としては、「ホットフラッシュ」と呼ばれる
ほてりやのぼせなどが代表的です。
しかし、ホットフラッシュ以外の症状がメインとなる人も多くいます。

・頭痛
・肩こり
・めまい
・関節痛
・冷え
・不眠
・腰痛
・イライラ
・憂うつ感
・集中力の低下  など更年期の症状は数百種類にも及ぶといわれています。

 

更年期障害

心身の症状が重く仕事や家事ができない、
具合が悪くて寝込んでしまうなど、
日常生活に支障をきたしている場合を「更年期障害」と言います。

年齢とともに卵巣機能が低下し、
女性ホルモン分泌が急激に減少していく体のしくみは同じでも、
症状の現れ方や度合いは、人によって大きく異なります。

更年期に不調を感じたら

婦人科、更年期外来や女性外来を受診します。
血液中のホルモン濃度を測定し

ホルモン補充療法や漢方薬による治療、抗うつ剤、抗不安薬などによる
治療法があります。

またビタミン、タンパク質、亜鉛、大豆イソフラボン、食物繊維などを
積極的に摂取する事で更年期症状を軽減されることがあります。

 

老年期の過ごし方

更年期に適切なホルモン補充療法や食事改善などで不調を和らげば
老年期の心身への影響を小さくできるといわれています。

老年期になってもバランスの良い食事、適度な運動の大切さは
変わりません。

比較的負荷の軽い筋肉トレーニングを続ける事で
サルコペニア(筋肉量や筋量の低下)を防ぐと同時に
寝たきりを防ぐ事ができます

寝たきりを防ぐ=健康寿命が延びる というわけです。

 

最後に

誰にでも訪れる更年期。
更年期の適切な過ごし方で今後の人生が決定づけられるかもしれません。

健康寿命を延ばすためには
要介護手前の状態である「フレイル」を予防することが大事です。

心身機能が低下しないようにバランスの良い食事、適切な運動、
社会参加活動などで改善させ

「今は元気だから、大丈夫!」と思わずに
将来に備えて健康意識をより高める事が必要です。

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Posted by strep-k